兵庫県・淡路島のニホンザルにも、スギ花粉症がかなりの頻度で発生していることが、大阪大学生物人類学の和 (にぎ)秀雄先生たちの調査で明らかになりました(教育医事新聞、2002年1月25日号、教育医事新聞社、http://www.the-em.co.jp/)。
どうしてサルの花粉症がわかったかというと、野猿公園で調査中にスタッフの方が、自分に症状が出る時期になると、目がはれたり、涙をながしているサルがいることに気づき、スギ花粉症に特異的な血液の IgE抗体を調べ、かつ症状を詳しく観察して分かったのだそうです。サルも大変だけど調査された先生たちもご苦労さま。