三人娘の歌ではありませんが、もうすぐ春ですね。とはいえ立春前ですからもう1回か2回は寒波がくるでしょう。しかし油断大敵。例年2月に入ってまもなく、春一番(その年最初の南風)が吹くと、とたんにスギ花粉症の患者さんが増えてきます。
今年の花粉情報では、西日本ではスギ花粉がやや増える見込みとのこと。
アレルギーの専門家は、花粉が飛散する2週間前から予防的に抗アレルギー剤の内服を勧めています。花粉症の治療は、症状が出始めてからではすでに遅いのです。
毎年、結膜炎で外出さえできない人もいますが、無症状のうちに、あらかじめ治療を開始しておけば、症状をゼロにはできないまでも非常に軽くすることができます。今年軽く過ごせれば、それは来年以降にも反映します。花粉症は症状そのものが貯金をするように、年々アレルギーの記憶として体内に蓄積していく病気だからです。