ふくろうブログ

夏の手洗いについて

夏はいろいろの病原体が私たちをねらっています。夏に流行する病原体の多くは、手や食品、飲用水などから口に入りこむものが多いのです。

病原体の侵入をふせぐ有効な対策は、手洗いを励行する、指をなめたり爪をかじったりしない、皮膚や爪をいつも清潔にしておく、などです。でも手洗いをめぐって親子げんかするほど必死になる必要はありません。

先日、近所のスーパーで目撃したのですが、こども用カートのこどもさん、何とハンドルにかじりついていました。カジカジハムハム…。 歯固めの練習も兼ねているようで、お母さんもアーアという顔で見ているだけ。でも、このお母さんのノホホン…はとても大切な態度なのです。

こういう場合に、もしもそのハンドルに夏かぜウイルスなどの病原体が付着していたら、それは多分こどもさんに侵入することでしょう。 逆に、そのこどもさんが病原体をもっていれば、それはよだれやハナ汁といっしょにその子のふれたものにうつり、次にそれに触れた誰かさんに侵入することになるでしょう。それらはどちらも確かです。しかし…。

病院の待合室では床をころげまわって遊ぶこどもさんがいます。 スリッパを口にくわえてハグハグしているこどもさんも見かけます。 親が不潔恐怖症だと、とても恐ろしい光景に映ることでしょう。ところが病原体をうつされたこどもさんが皆、病気になるわけではありません。

ある程度の抵抗力をつけるという意味では、見て見ぬふりもときには必要になります。こどもは何でも手に触れるものはなめてみるものです。こどもとはそういうものだ、そう思えるようになる頃には、不思議と病気をしなくなります。成長とともに抵抗力もついてくるわけですね。

大人とは、多くの病原体と闘って全てに勝利してきた存在なのですから。

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