急に蒸し暑くなってきました。そろそろ夏かぜの季節かなと予想したら、やはり代表選手の「手足口病」や「ヘルパンギーナ」が登場。
これらの病気をひっくるめて「夏かぜ」とか「夏かぜ症候群」と呼んでいますが、べつに夏だけ流行るのではありません。しかし原因のエンテロウイルスは、湿気が多く蒸し暑い季節に活動が活発になります。
「夏かぜ」は成人でもかかりますが、とくに抵抗力の弱い園児と幼児が多くかかります。とくに予防法はなく、手洗いの励行くらい。小さいこどもの多く集まる場所では、床や手すりなどの清拭も必要です。
4年前に宗像周辺で流行した夏かぜでは、無菌性髄膜炎(むきんせいずいまくえん)という合併症がかなり見られて、入院患者さんが続出。今年の夏かぜは、もっと単純なタイプであるといいですね。